大阪・関西万博とIRが民泊市場に与える影響|2026年〜2030年の予測
2025年大阪・関西万博、2030年IR開業を控え、大阪の民泊市場はどう変わるか。需要予測・物件価格動向・狙い目エリアを解説。
2大ビッグイベントが大阪に来る
大阪では2025年4月〜10月に大阪・関西万博が開催され、約2,800万人の来場者が見込まれました。さらに2030年頃には日本初の統合型リゾート(IR)が夢洲に開業予定で、年間2,000万人の集客が予測されています。
これらは大阪の宿泊市場に長期的な影響を与えるイベントです。万博は短期、IRは長期で需要をブーストします。
万博による短期需要(〜2025年)
2025年4月〜10月の半年間で、ホテル客室の供給は需要に追いつかず、民泊の稼働率も大きく上昇しました。特に夢洲アクセスが良いエリア(此花区・港区・大正区)は単価上昇が顕著。
万博後は短期的な需要減退も予測されますが、2030年IRに向けて緩やかな回復・上昇が期待されます。
IRがもたらす長期需要(2030年〜)
IRは年間2,000万人規模の集客を想定。多くがインバウンド観光客と長期滞在ビジネス客で、宿泊需要のベース水準を底上げします。
ホテルだけでは供給が足りず、民泊・ホテル一体運営(旅館業法物件)の重要性が高まります。中規模物件(3LDK以上)の需要が増える見込み。
狙い目エリアと物件タイプ
①IR隣接エリア(住之江区・港区):長期的な需要拡大が見込まれるエリア。現状は物件価格が比較的抑えめ(※将来の価格変動を保証するものではありません)。
②USJ・万博動線エリア(此花区・大正区・西成区):継続的な観光需要。グループ・ファミリー向け中規模物件が有利。
③ターミナル直結エリア(北区・中央区・天王寺区):ビジネス・観光複合需要。コンパクト1Rでも稼働率高。
検討するタイミング
IR開業まで4年あるため、準備期間として活用しやすい時期と言えます。理由は3つ。
①IR開業まで4年あり、許可取得→運営軌道に乗せる時間が十分。②長期需要拡大が見込まれる前段階で物件取得を検討できる。③万博後の需要踊り場を稼働率向上のテストとして使える。
ただし、消防適合工事・許可申請に半年〜1年かかることがあるので、検討開始は早めが望ましいでしょう。
リスクシナリオ
もちろん良い話ばかりではありません。考えられるリスク:
①IR計画の遅延・縮小:政治的な要因で計画変更の可能性あり
②円高への急変:インバウンド需要は為替に左右される
③民泊規制強化:自治体が条例で締め付けるリスク
これらに備え、立地分散・許可種別の選択(旅館業の方が規制リスク低)・出口戦略を考えておくのが賢明。
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